「いい家」の思いつき方

最近、住宅関係の仕事をしている。

戸建てで、自分らしい暮らし。

どれほどの人が、「自分らしい」をはっきりと言えるものだろうか?

かく言う自分も自信がない。

趣味の暮らしもいいけども、それのせいで

妙に玄関が泥っぽかったり、

〇〇の匂いがしみついた住宅というのはもったいない。

「いい家」とは、やっぱり快適な温度で、安心できる躯体に守られており、そして空気がいい。これに尽きると感じる。

そのうえで、どう趣味に寄せるべきかは人それぞれ。

趣味に寄せた個人の想いを、人生のフェーズでいかにフレキシブルに吸収できるかが今後の家づくりの大きな課題のように思う。

構造は変えられないけども、化粧部分は変えられるようにつくる。

そして、そこに宿す個性は、さまざまなグレードの、仕様の住宅に住んでみた経験が無いと貧相な発想の中から決断することになるので普通に危険。

日本では、他人の家の暮らし方を数多く知っている人は多くない。

自分は以前、引っ越し屋のアルバイトで30軒ほどの戸建て注文住宅、建売、分譲マンションから賃貸の団地まで様々な他人の暮らしを垣間見た経験をとても良かったと回顧している。

多くのケースで共通した思いは「もったいないな」。

憧れだけで、大きなリスクを背負ってしまっている人のなんと多いこと。

家探しは失敗するもの。

その前提に立てば、だれに何とどうすればいいのかが見えてくる。